世界最小のOリングのギネス登録を目指し、挑戦したOリング開発は、思わぬ展開を迎えました。
弊社の技術開発の挑戦を皆さんにご紹介できたらと思います。
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米国展示会での成功を受け、当社のマイクロOリングは経済産業省の「新市場創造型標準化制度」により、JIS規格の候補として取り上げられることとなった。
規格名:
通常、JIS規格を制定する際には、少なくとも2社以上のメーカーが参加することが求められる。しかし、マイクロOリングに関しては、同様の製品を製造できるメーカーが見つからず、異例ではあるが当社1社のみの参加で規格が制定されることとなった。
これは、当社の技術力が認められた証であり、業界における確固たる地位を築いた瞬間でもあった。
翌年の米国展示会へ、完成した極小Oリングを持ち込んだ。
展示会の様子:
「Oh my God!」と叫び、大声で笑いだした。
この瞬間、当社の極小Oリングが「世界最小Oリング」として認められたのだった。
勝負は決まった。
米国展示会の様子を社内に報告すると、社長から強い号令がかかった。
社長の指示: 「ライバルがあきらめる位の小さなOリングを作ろう!」
これを受け、開発部門が新たな挑戦に乗り出した。
技術部門の努力により、前代未聞の極小Oリングが完成した。
新たなOリングのサイズ:
これはまさに異次元の極小サイズ。これを翌年の米国展示会に持ち込み、新たな挑戦をスタートさせることとなった。
ギネスブック用に製作した最小Oリングを、米国で開催される展示会に出展することにした。ブースでは「世界最小Oリング」の旗印を掲げ、来場者にその精密さと技術力をアピールした。
出展したOリングのサイズ:
このサイズは世界最小と明示し、自信を持って展示を行った。
展示会の途中、来場者から「他にも最小Oリングを展示している企業がある」という情報を聞きつけた。そこで、競合他社のブースを偵察しに向かった。
ライバル会社のOリングサイズ:
比較すると、
これは意外な結果だった。果たしてどちらが「世界最小」と言えるのか?このデータを持ち帰り、帰国後に社内で報告を行うこととなった。
(この後の対応は…)