ギネス世界記録™認定の極小ゴム部品が快挙!「内径・線径0.05mmのマイクロOリング」が2026年“超”モノづくり部品大賞にて「健康福祉・バイオ・医療機器部品賞」を受賞!

精密ゴム部品の製造・販売を手掛けるケーイーエフ株式会社(本社:千葉県佐倉市、代表取締役:伊与久 義武、以下 KEF)が開発した「マイクロOリング(内径0.05mm × 線径0.05mm)」が、モノづくり日本会議および日刊工業新聞社が主催する「第23回/2026年“超”モノづくり部品大賞」において、「健康福祉・バイオ・医療機器部品賞」を受賞いたしました。なお、本年の同部門において当社のマイクロOリングが唯一の受賞部品となります。贈賞式は2026年12月に東京都内で開催される予定です。

受賞の背景:世界最小の記録から「医療の未来を支える実用部品」へ

医療現場では現在、患者の身体的負担を軽減する「低侵襲医療」の普及に伴い、体内埋込み型医療機器やマイクロ流体デバイス、最先端の分析装置などのさらなる超小型化・精密化が求められています。しかし、機器の内部で液体や気体の漏れを防ぐOリングは、極小化に当たっての技術的障壁が大きく、量産化が大きな壁となっていました。

KEFは1967年の創業以来、国内およびスイスの高級機械式時計メーカー向けに極小・高精度な防水パッキンを納入してまいりました。その長年培った金型設計・精密成形技術を結集し、肉眼での確認が困難な「内径0.05mm × 線径0.05mm(50マイクロメートル)」のマイクロOリングの開発と高歩留まり量産化に成功。2026年4月には「市販の最小マイクロOリング」としてギネス世界記録™に認定されました。

今回の受賞は、その世界最小を実現した極限の加工技術に加え、医療機器や最先端の理化学機器の小型化・高性能化に直結する実用性と供給体制が高く評価されたものです。

受賞製品「マイクロOリング(内径0.05mm × 線径0.05mm)」の3つの特長

① 0.5mmシャープペンシルの芯よりも遥かに小さい極小サイズ

内径・線径ともに0.05mm(50マイクロメートル)という、顕微鏡でなければ形状を確認できないほどの極小サイズでありながら、Oリング本来の高いシール性を維持しています。

②「試作品」にとどまらない、量産技術

長年の時計用精密パッキン製造で培った独自の配合・成形技術により、極小サイズでありながら安定した量産を実現しました。

③医療グレードの信頼性を支える「全数目視検査」

一般的な部品製造で行われる抜き取り検査ではなく、KEFでは出荷するすべての製品に対して顕微鏡等を用いた人の目による「全数目視検査」を実施し、人命に関わる医療機器や最先端研究装置に求められる極めて高い品質保証体制を確立しています。

今後の展望

現在、複数の医療機器メーカーにおいて体内埋込み型医療製品等への搭載に向けた試作評価が進行中です。2027年度からの医療機器向け本格量産化を見込んでおります。

千葉県佐倉市の従業員20名の町工場から生まれた「世界最小の技術」を通じ、KEFはこれからも日本のモノづくりの競争力向上と、世界の医療・科学技術の発展に貢献してまいります。

「“超”モノづくり部品大賞」について

日本のモノづくりの競争力向上を支援するため、産業・社会の発展に貢献する「縁の下の力持ち」的存在の部品・部材を対象に、モノづくり日本会議と日刊工業新聞社が主催(経済産業省、日本商工会議所、日本経済団体連合会が後援)する表彰制度です。2003年に創設され、通算23回目を迎える本年は「機械・ロボット」「電気・電子」「モビリティー関連」「環境・資源・エネルギー関連」「健康福祉・バイオ・医療機器」「生活・社会課題ソリューション関連」の6分野で選考が行われました。